感想・ネタバレ有『バイオハザード: ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2022)』

この記事には個人の感想やネタバレ表現が含まれています。

以前までのミラ・ジョヴォヴィッチさん主演の作品とは異なり、

ゲームに近付けた内容を観れるという期待を胸に観てきました。

  • ネットの評判が微妙で見ようか悩んでいる
  • 今回の作品について他の人の意見が知りたい

そのような方の参考になるように書きます。

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バイオハザードを知らないと楽しめない

本記事を書く上で先に率直な感想を述べておきます。

バイオハザードのゲームを知らずに観るのはおすすめできません。

というわけで、ここから先はゲームの内容を知っているという

前提で書き進めたいと思います。

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監督、脚本:ヨハネス・ロバーツ

今回のバイオハザードの監督・脚本を務める人物。

ホラー系の作品が多く『海底47m』が有名。

人喰い鮫に襲われる深海パニックスリラーです。

この監督の作品は今回初めて見ました。

『海底47m』は予告だけ見ましたが面白そうなのでいつか見たいです。

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主要人物

クレア・レッドフィールド(カヤ・スコデラリオ)

主要キャラ5人の中で今作の主役と思われる立ち位置。

ラクーンシティに重大な秘密があることを知り

兄のクリスを頼って単身ラクーンシティへ。

全体を通してかなり強い女の子です。

演じているカヤ・スコデラリオは『メイズ・ランナー』シリーズや

『クロール-凶暴領域-』に出演。

『メイズ・ランナー』シリーズはWOWOWで一挙放送する時があります。

私は好きで全作品見ました。

クリス・レッドフィールド(ロビー・アメル)

S.T.A.T.S.アルファチームの一員でクレアの兄。

チームメンバーとしても兄としても頼りがいのある男。

演じているロビー・アメルは生い立ちが凄まじい人。

生い立ち

イングランド人、スコットランド人、ドイツ人、アイルランド人、16分の1の割合でフランス系カナダ人の血を引いている。さらにルーツを遡るとウェールズ人とオランダ人の血も引いている。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出演作品で唯一分かったのは『X-ファイル』のミラー捜査官。

ジル・バレンタイン(ハナ・ジョン=カーメン)

S.T.A.T.S.アルファチームの一員。

この辺りから見た目に違和感が出てくるが、

それはゲームのイメージが強すぎるせいだろう。

演じるのはハナ・ジョン=カーメン。

出演作品は『レディ・プレイヤー1』など。

テレビゲーム『DARK SOULS』の声優を務めています。

アルバート・ウェスカー(トム・ホッパー)

公式ページを見る限り、S.T.A.R.S.アルファチームには

所属しているものの隊長ではない様子。

今作品では少しお調子者に見える。

演じているトム・ホッパーは

『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』

に出演している。

レオン・S・ケネディ(アヴァン・ジョーギア)

R.P.D.の新米警官であり、見た目に違和感がある人物の一人。

新米警官とは思えない行動をする場面がある。

演じているのはアヴァン・ジョーギア。

テレビドラマの『アイ・カーリー』に出たことがある。

私はこの作品が好きだったので放送当時見ていたと思う。

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あらすじ

クレアがラクーンシティの重大な秘密を探るために

兄のクリスを訪ねるところから物語はスタート。

主要キャラの紹介と関係性がわかるシーンが続く。

しかし、その所々で何か異様な出来事が起きている描写がある。

そして物語は『クリス、ジル、ウェスカー』と『クレア、レオン』に分かれて進んでいく。

最後は合流しボスを倒して無事にラクーンシティから脱出。

おまけ映像では謎の女性が登場します。

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評価

※私の独断と偏見による『A・B・C・D・Eの5段階評価』です。

  • 総合評価:B
  • ストーリー:C
  • 映像・演出:A
  • 音楽・効果音:A
  • ホラー度:D
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感想

期待していた原点回帰とは異なる内容

冒頭にも書いた通りゲームに近い内容、つまり『原点回帰』をしているのが

ひとつの売りのようですが、正直期待とは異なりました。

IFストーリーと割り切って『もしもバイオ1と2が同時に起こったら……

という視点で観ると、それなりに楽しめます。

でも、やっぱり洋館事件で1つの映画にして欲しかった。

映像と音楽は満足

予告で一番気になったのは『お前ら誰だ!?』と言いたくなる主要人物の見た目

でも映画を観ている中でそんなことはどうでも良くなりました。

ゾンビやリッカー、ケルベロスなどの再現性は素晴らしい。

音楽は基本的に静かな感じで、違和感を感じるシーンはありません。

月光を弾くシーンが再現されていたのが嬉しかったです。

ホラー作品としては低評価

『バイオハザードは怖い』という先入観があるかもしれませんが、

この作品に限って言えばホラー作品という視点では期待外れです。

見た目の気持ち悪さこそあるものの、ゲームのバイオ1をプレイした時のような

『そこを歩く、という恐怖。』はありません。

「じゃあ今からスペンサー邸行ってきて!」と言われれば丁重にお断りしますが。

ゾンビよりもリサ・トレヴァーの方が怖い

子供のころ、孤児院育ちということもあり世間を全く知らないとはいえ

リサの容姿を見たら少しぐらい驚いてもいいのでは。

子どものころにリサと対面したら生涯ひとりで寝れなくなりそうだ。

ウェスカーの走りがバイオっぽい。

ウェスカーがジルと別れて隠し通路の奥へ走り去るシーン。

あの時のウェスカーの走り方が妙に最初のバイオ1の走り方っぽくって

少しニヤリとしてしまった。

新米警官がなぜロケットランチャーの撃ち方を知っているのか。

ロケットランチャーって初心者でも撃てるのかな。

それともレオンさん、その撃ち方だけ独学で学んだのかな。

クレアに対して銃に詳しいな、みたいなセリフを言ってたけど

あんたも十分すごいよ。

主要人物、あの状況下にも関わらず噛まれず

設定上、噛まれるとやばいとはいえ、

あの状況の中、襲われているにも関わらず

噛まれなかったというのは単純に凄い。

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最後に

ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のバイオハザードとは異なった切り口の作品であり、

良いか悪いかは置いといて、確かに『原点回帰』はできていたと思います。

でも私としては洋館事件の完全再現を期待していたので、その点は残念。

正直Gってそんなに好きじゃないんだよなぁ……。

タイラントに刺されるウェスカーの姿を見たかった。

まぁ良くも悪くもバイオハザードらしい作品だったと思います。

ところで『ケビン・ドゥーリー』ってブラヴォーチームに正式採用されたのかな……。

R.P.D.の警官で臨時パイロットだった気がするんだけど……。

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